チーム医療でがん患者さんを元気にする!漢方サポート療法-山本巌漢方に学ぶ
商品コード: 978-4-901767-45-3
2026年3月新刊
手術療法・化学療法・放射線療法などの進歩により、がん患者さんの生存期間は以前に比べて延長された。が、しかし副作用で苦しむ患者さんのQOLは決して改善されたとは言えない。また、社会情勢の変化や医療の高度化等により、医療現場ではますますチーム医療の重要性が高まっている。
著者の勤務する近森病院は、高度急性期病院であり全国的にも先駆けてチーム医療の推進に努めている。「がんサポート外来」とともに設けられた「がんサポートチーム」もその中の一つであり、著者はその中心メンバーの一人である。この多職種連携のチーム医療は「漢方サポート療法」を取り入れて円滑に機能し、多くのがん患者さんが治療を全うできる大きな力になっている。「山本巌漢方医学(第三医学)」を「漢方サポート療法」のベースに置き、チームに関わるスタッフ全員の漢方における専門性も高まってきている。
「多くのがん患者さんが漢方薬を服用して、元気で化学療法を全うできるためには、漢方専門医だけに頼っていては、多くのがん患者さんの手に漢方薬が届かない。漢方医学に詳しくない、がん診療に関わる多くの医療スタッフの方々に漢方薬に興味をもって頂き、がん診療のプロトコールに漢方薬を取り入れて頂く必要がある。漢方薬は古くさく作用機序の分からない不思議な薬でも、特別な薬でもなく、普段使っている現代薬と同じ普通の薬である。この認識を患者さんと医療に関わる人々が理解する必要がある」と著者は言う。
がん治療に伴う副作用は漢方薬で治療することができる。
本書は「漢方サポート療法」を取り入れた近森病院「がんサポートチーム」の成功事例を基にまとめられたものであり、がん診療に漢方薬を取り入れる際はもちろん、がんの「漢方サポート療法」が単に補剤のみに限局したものでないことを知る意味においても、多くの示唆に富む内容となっている。
A5判・200頁・定価3,960円(本体3,600円)