山本巖の漢方療法 増補改訂版

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山本巖の漢方療法 増補改訂版

  • 東洋
¥3,300 税込
商品コード: 978-4-901767-29-3
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著者と山本巖先生との対談が本書の核心部分である。著者は若き頃より漢方医学を学び、そして実践し、思うような治療効果が得られず、壁にぶち当たって漢方を捨ててしまおうとさえ考えた時期がある中で、山本巖先生との出逢いがその状況を一変させたという。本書の中で著者の系統だった質問に対し、快刀乱麻を断つが如く適確に答える山本巖先生の肉声は、まさに「正しい漢方、効く漢方」を学び、実践するための真実の指針を示すものであり、本書の内容は、漢方の基礎を学ぶ上でも臨床の実際を学ぶ上でも、規矩準縄と言える。
A5判、328頁
目次
はじめに

総論 山本巖先生 より学んだ随証治療について

邂逅転身―山本巖先生との出逢い……2
山本巖先生の講演……8
山本巖先生のご経歴……12
山本巖先生・司馬遼太郎先生の思い出……15
山本巖先生の四つの教え……22
  1)病気の把握(正確な診断)……22
  2)病態の把握……38
  3)病態に適応する薬剤の選定……46
  4)適応量の投与……49
なぜ今、一貫堂か?……58
総論の最後に……61

第1章 対談/日本の漢方はいかに展開したのか

本当の随証治療とは……64
『傷寒論』の真実……72
日本漢方の歴史……80
臨床派と考証学派……90
吉益東洞の“一毒”とは梅毒のこと……96
「万病一毒論」と『傷寒論』の邂逅……111
エキス漢方の登場……123
漢方エキスの展開……128
【コラム】山本巖の談話室
  医と巫……140
  「後世派」と「口訣派」……143
  考証派と口訣派……145
  山脇東洋が目指した医学……147
  東洋の一面……148
  医は小伎の賤業……151
  片倉鶴陵の画期的な業績……158
  昭和の古方家……160

第2章 “効く漢方”に必要な基礎の基礎

臨床上重要な“適応量”について……162
薬は必要最少限の量で……178
漢方エキス剤の必要最少量は約3倍……185
漢方の診断は病態の把握から始まる……190
東洋医学独自の診断法……201
本来の“虚実”、“陰陽”を考える……207
現代病も“虚実”を知れば治しやすい……217
“虚実”から“陰陽”を考える……224
慢性疾患にも応用できる陰陽虚実の考え方……234
“気・血・水”という東洋医学独特の概念……241
半夏厚朴湯を例に“方意”を考える……248
腹証について……257
腹証による診断の限界……262
【コラム】山本巖の談話室
  瞑眩(めんけん)……267
  南涯の気血水説……271
  現在の漢方……272
  漢方開眼……273

第3章 対談/これからの漢方のあり方

“未病”を治す一貫堂医学とは……276
食養も健康の鍵を握る……280
西洋医学を学んだ上での漢方医学……287
これからの“学”としての漢方医療……292
【コラム】山本巖の談話室
  「証」と戦……300
  昭和、エキス漢方の流れ……300
  わが少年時代……302

索引……巻末(1)~(11)









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